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まとめ


データ利活用を進める上でセキュリティ対策は重要であることは言うまでもありません。しかしながら「データ セキュリティ」の中で、データ基盤、データベース層での対策はあまり意識されず、力を入れられてこなかったのが現状ではないでしょうか。 データベース セキュリティについて理解した体制を維持していくにはコスト面も含めてハードルが高いというのも事実だと思います。

今回ご紹介した、Microsoft Defender for SQL は、そういったデータ基盤、データベースのセキュリティを効率的に実現することができるソリューションです。 脅威の検知とモニタリングのルールは、Micosoft のインテリジェントなしくみにより常に最新で効果的な状態で提供されます。ユーザー側でのコストは限りなく低減でき、かつ、ハイレベルのセキュリティが担保できます。 本ドキュメントで行った、具体的なリスクをイメージした脅威検知とモニタリングの検証では、Microsoft Defender for SQL を有効にするだけで、疑似的に行った攻撃が即座に検知されることを実感できました。 クラウド データベースはその容易さが魅力ですが、データベース層でのセキュリティ リスクが残ったまま公開されてしまうと、あっという間に攻撃される、ということもご理解いただけたのではないでしょうか。 また、データベース レベルでの脆弱性を判定し対応まで提供する脆弱性チェックを定期的に行うことで、さまざまな環境変化に即座に対応することが求められる運用フェーズでも力を発揮します。

Microsoft Defender for SQL はデータベース環境単位で有効化し設定することができ、1ヵ月は無料で試すことが可能ですので、まずはご紹介した検証をぜひ行ってみていただければと思います。 本ドキュメントがセキュアなデータ基盤、データベースを構築し維持する一助になれば幸いです。